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電波について
電波ってなに?
5Gについて説明する前に、まずは電波の特徴について理解しましょう。
電波とは、空間に電界と磁界の変化を伝える波のことをいいます。
つまり、電波とは電気エネルギーの波です。
また、1秒間に伝わる波の個数を周波数といい、ヘルツ(Hz)で表します。
下の図だと1秒間に2つの波があるので2Hzです。
周波数が違うと何が違うの?
データのやり取りでは多くのデータを運ぶには多くの波が必要です。
つまり、周波数が大きいと1秒間に運べるデータの量が多くなります。
「だったら、周波数を大きくすればいいじゃん!!」
そう思いませんでした?
しかし、周波数を大きくすると問題が出てくるのです。
周波数を大きくすると、波の長さが短くなります。
短い波はまっすぐにしか進めないので障害物を避けられません。
つまり、周波数が大きいと障害物を避けられないのです。
このように、周波数は大きくすればよいものではなく、
使用用途に応じて最適な周波数を選ばなくてはなりません。
5Gについて
4Gと5Gの違いってなに?
4Gと5Gの違いは周波数です。
4Gでは、3.6GHz以下の周波数帯を利用していましたが、
5Gでは、3.7Ghz帯や4.5Ghz帯、28GHzが利用されます。
つまり、多くのデータを一度に送ることができるようになります。
5Gのデメリットってなに?
5Gは4Gに比べて周波数が大きくなるため、
ビルなどによって通信を邪魔されやすいです。
そのため、通信障害が発生しやすくなります。
また、通信障害の改善のためには多くの基地局(中継地点)が必要になります。
よって、5Gを普及させるには多くの費用が必要になります。
そのため、一概に5Gのほうが4Gより優れているとは言い切れません。
まとめ
5Gのメリット
- 一度に送信できるデータが多いので、通信速度が速くなる。
- 大きなデータを送ることができる。
5Gのデメリット
- 障害物を越えられずに通信障害が起こる可能性がある。
- 基地局(電波の中継点)が多く必要なため、多くの費用が必要。